それでも君を

ご飯を食べ終わり、コーヒー片手にふたりソファーで寛ぐ。



「なんだか、ゆっくりするの久しぶりだね」



のんびりとした時間を真ちゃんが愛しそうに噛み締めている。



「私はずっと病院のベッドで寝てたけど」



自虐ネタを挟むと真ちゃんが笑いながらまぁまぁ、と私をなだめてくれた。



けど、真ちゃんにとっては本当に久しぶりのゆったりとした時間なのかもしれない。



日中は病院で働いて、時には夜勤とかもあって、しかも私が入院してたから夜は病室に顔出したりもしてくれて…。



「ほんと、お疲れ様」