それでも君を

「どーぞ」



パジャマを少し持ち上げて素直に受け入れる。



それでもやっぱり、内心ドキドキしてしまうのは昔のままだ。



颯くんの手がスルッとパジャマの中に入ると、さすがに恥ずかしくなって、窓の外を見るフリをして顔を逸らした。



そんな私の姿に颯くんがふっと笑ったような気がしたが、確かめるために振り返る勇気は湧いてこない。



「うん、心音も呼吸音も大丈夫」