それでも君を

「そうかも…。私は颯くん程なんでもわかるわけではないけど、患者さんの治療に対する嫌な気持ちとかは痛いくらいにわかっちゃうから…。躊躇う時も、あるかな…」



「えー!?嫌でも頑張って治してもらった方がよくない?」



「ほらな、こういうところが森谷なんだよ」



「…なるほど」



ネガティブな考えというもの自体、森谷先生の中にはないんだな…



「え、なになに?どういうこと?」



俺だけわかんないの嫌だ!と騒ぐ森谷先生。



「わかんなくてもいいんだよ、森谷は」