それでも君を

森谷先生と会話しながら颯くんがイスを寄せてきてベッド脇へと腰を下ろす。



「そうだよな、まだ熱下がんないよな」



ほら、余計な情報が颯くんの耳に入っちゃったじゃん…!



「全然高くないよ。消毒が痛くて疲れただけ」



元気アピールしとかないと、3日で退院させてもらえなくなっちゃうよ…



「えー、梨央ちゃんさっきと言ってること違う!」



「もう!森谷先生こそ余計なこと言わないでください!」



私と森谷先生のやり取りを聞いて、ある程度のことは把握した様子の颯くん。



私の顔をみて、一瞬考えた後、小さく呟いた。