それでも君を

「はぁ…はぁ…」



「ほら、暴れるから息上がってるよ?」



傷口にガーゼをあてながら、にこっと微笑む森谷先生。



「熱の、はぁ…せいです」



なぜだろう…この人には負けたくない。



「それもそうか!」



私の挑発に全然乗ってこないところも、また嫌である。



「そう、です」



「まだ熱高いの?」



ぜんぜん気にしない様子で次の質問を投げ掛けてくるあたり、タダ者ではない。