それでも君を

患者目線だとラッキーで済むけど、医者目線で考えると、こんなに熱が高いのにしないなんて逆に引っ掛かる。



「梨央が寝てる間に、青城先生がもう検査済みだから」



私の疑問に対する答えは、すぐに真ちゃんの口から聞くことができた。



「えっ、颯くんすごっ」



「ふふっ、今ごろ気づいたの?」



そんなこと今更言わなくても当たり前でしょ、と真ちゃんから突っ込みが入る。



「そうなんだけどさ…。けど、お陰で痛い思いしなくて済んだ」



「それはよかったね。
解熱剤使えそうだったから追加するね」