それでも君を

いやいや、そんなこと考えても仕方ない。



私に出来ることはなるべく早く治すことだけ。



と言ったところで、自分でコントロール出来ることでもないしなぁ…



まとまらない考えのせいで、心の中がぐちゃぐちゃになっていく。



あー、もう!



寝よう!とりあえず寝ちゃおう!



嫌なことは寝て忘れるに限る。



そう思って少し無理矢理瞼を閉じた。







ふと意識が現実へと戻る。



身体がものすごくダル重い。



自分でも熱が高いことが容易に分かる。



はぁ、入院なんて、夢だったらよかったのにな…



なんて、そんな訳にはいかないよね…