それでも君を

どっと疲れた…



指示通りにベッドへ寝転ぶと、颯くんがフワッと布団をかけてくれた。



はぁ、ぼーっとする…



「嫌いな聴診も終わらせとこう」



そんな声が聞こえたような…



そう思った途端に颯くんの手が素肌に触れる。



「んっ」



「ゆっくり呼吸して。力抜こうか」