「したかったの?」



いやいや、したくありませんっ!



ぶんぶんと首を横に振る。



「…まぁ、呼吸も苦しくなさそうだし、大丈夫かなと。」



真ちゃんの解答にほっと安心してしまい、再び布団へと潜り込む。



「寝てもいいけど、薬飲んでからだよ。」



結局そんな私を見逃してくれる真ちゃんの言葉は優しい。



心の片隅に込み上げてくるのは、真ちゃんへの愛しさだった。