それでも君を

あれっ、そう言えば詳しい説明聞いたっけ…?



実はかなりぼーっとしてたからなぁ。



「とりあえず高度の貧血だった」



分かっている事実だけを端的に伝える。



「貧血か…それで息切れ。」



なるほどねぇ…と、ひとり納得する香織。



「ねぇ、それどういうことだっけ?」



「えぇ!?本人全く分かってないじゃん…!」



香織が呆れたような声を出す。