それでも君を

颯くんと会話をしているうちに、どうやら輸血が到着したようで、周りがざわざわと慌ただしくなった。



それを察知して奥の方へと向かった颯くんが、何やら指示を出している声が聞こえてくる。



戻ってきたときには、今から使うと思われる物品をのせたトレーを手に持っていた。



「さてと、ここで梨央ちゃんに問題です」



なに?急にクイズ大会…?



「輸血するときに使う針と採血する時に使う針との違いはなんでしょうか?」



針の違い…?



えーっと…



「…太さ?」



「おお、正解!分かってるねぇ。ということは、今からやらなくちゃいけないことも分かるよな?」



有無を言わさない颯くんの雰囲気。



分かるよ、分かるけど…