それでも君を

「うーん…疲れやすいな、とは2週間前くらいから思ってた」



正直に話すと、うん、と颯くんから静かな相づちが返ってくる。



怒られるわけではなさそうだ。



「でも、テスト期間だったし、ちょっと無理して勉強してたのは事実だから、実際に疲れてるんだろうなと…」



「自分ではよくわからなかったか…。水沢先生にも言えなかった?」



やっぱり伝えておくべき、だったよね…?



「うん…。言った方がいいだろうなとは思ってたんだけど、はっきりここが辛いっていうのがなくて…」



「言い出しにくかった…?」



うん、と首を縦に振る。



「今回は初めての症状だったからな。けど次からは些細なことでも相談してやれ。多分あいつも、へこんでると思うぞ」



真ちゃん…ヘコんでたんだ…



そんなつもりはなかったのだけれど、もしかしたら傷付けてしまったのかもしれない。