それでも君を

颯くんからかけられた言葉に、目が潤んでしまう。



自分の辛さを少しでも理解してもらえてほっとしたのだ。



颯くんからの説明はまだだが、私の拙い知識で考えると、ヘモグロビンの値が低い、いわゆる貧血ということみたいだ。



しかも、いつも受診の時に貰う検査結果に比べてもかなり低く、貧血の状態が高度であることが私にも分かる。



この状態でふたりは外来で様子見を許してくれるだろうか…?



今日入院は、したくない…



明日テストが終われば、すぐ休暇に入るし、せめて明日からにしてくれないかな…



無理、かなぁ…?



この状態で真ちゃんはともかく、颯くんが見逃してくれるとは到底思えない…



「…お、梨央?」



「…!えっ?」