それでも君を

真ちゃんが診察室から出ていったので、少し薄暗い部屋でひとりそっと目を閉じる。



いつもなら疲れていて眠ってしまうような場面だが、今日は自分の不調の原因が気になるのと、明日のテストが気になるのとで眠ることはできなかった。



颯くんたち何か奥で話し合ってるのかな…?



今日入院とか言われないよね…?



静かな部屋にひとり、しかも動いてはいけないとなると、ネガティブな考えばかりが浮かんでしまうのは常である。



心電図中なので、泣いてしまって波形を乱さないよう、必死に楽しいことを思い出しながら過ごす。



暫くそうやって過ごしていると、真ちゃんと颯くんが一緒に診察室へと戻ってきた。



「お疲れさまでした。あれ、起きてる。寝れなかったんだね」



真ちゃんがさっと身体に付けられている電極を外してくれる。



颯くんはといえば、早速心電図の結果を確認中だ。



そこにピッチ音が鳴り響く。