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そして年明けの冬。
青山くんの恋人が誘拐された事件で、
私は潜入捜査の一員になりたいと申し出た時のあのケンカ…。

「大体!難波さんは私の事、
ガキ扱いし過ぎなんですよぉ!!」

「酒豪にガキ扱いなんてしていないぞ!!
俺が大人だから勝手にそう思うだけだ!!」

「嘘だぁー!どうせキャバのドレスだって似合わないとか思ってるんでしょ!?
私だってもう25の大人の女性なんですよ!!」

前回のアレ以来、意地を張ったままの私は、初めて難波さんと言い合いになった。

「んな事分かってんだ!!
おまえの事も女として見ている!!」