「当たり。君と難波さんはどんな関係?」

青山くんのストレートな言葉に顔が引きつった。

「なっ難波さんは、私を保護してくれた人…」

「ふーん?
それだけぢゃない匂いもしたけどなぁ?」

挨拶してくれた時の爽やかな印象が、崩れ去って行く…この子、"特性"使うと調子乗るタイプ?
でもそれだけぢゃない気が…

目が合った瞬間、
彼から視線を逸らせなくなった。

「青山くん、君の特性は"Last note"だね?
念の強い場所で何があったか匂いで分かるってゆう…。」

すると彼は突然、自分のほっぺを両手で叩いた。

「え、何して…」
「矢崎さん、ごめんなさい!!」

更には謝られて…一体なんなの?