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事件解決後の夜、

21時には比嘉警部補は帰宅したが、
難波さんはまだ残っていた…。

私がコーヒーマグ等の洗い物を片付けをしていると、いつの間にか難波さんが隣に居た。

「わっ!?どうしたんですか?」

「いや、確かこの辺に頂き物のアレが…」

棚の中を探る難波さんが、
ニッと笑って取り出したのは日本酒だった。

「1杯やろうと思ってな。
矢崎さんも、どうだ?」

「はい!!」

一番思い入れの強かった事件が片付いた私達は、そのお祝いとして日本酒をあけた。