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保護されてから半年。
外出する事も怖くなっていた私は、
ほとんどCSS事務所を出ずに過ごしていた。

「矢崎さん、
まだ1歩も外に出れないみたいなんです。」

難波さんが比嘉警部補に時々、そう話していて心配してくれていたのも知ってた私はこれ以上迷惑をかけたくなくて、ある事を考えていた。


"近い内に外に出る事を挑戦してみよう。"


元々は明るい性格で、友人とキャンプに行ったり出掛ける事も好きだった私は、今の状況をもどかしく思っていたんだ。

そんなある日……。