「…絶対に車から降りるなよ?」

「ありがとうございます!」

私は比嘉警部補の助手席に座り、メモにあった住所に2人で車で向かった…。

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車で1時間弱。比嘉警部補の運転は、
あるガソリンスタンドの近くで停まった。

"flame"の生息場所に該当している。

「車内で待っててくれ。探してくる。」

そう言うと、比嘉警部補は真っ直ぐガソリンスタンドへ足を運んだ。

「難波さん…どうか無事で居てください。」

私は1人、手を合わせて祈った。