「はぁ...」

これからの生活を考えただけでため息もんだよ…

HRが終わり、礼をする。この後、女子達がここに

来ることは分かってたから、すぐに席を立ち、楓の

所へと急いだ。

「なんか、大変なことになった気がするんだけど!」

早速楓に愚痴をこぼす。でもいつもみたいに突っか

かって来ない。

「楓?」

いつもみたいに元気がない。

「ねぇ、桜奈?」

元気の無い楓の声が聞こえる

「片思いって辛いね…」

うん。そー.......

ん?片思い??

「楓?誰かに片思いしてるの??」

楓に好きな人??そんなはずな「うん。」

え?え?「えぇーーー?!」

「だ、だれ?」

「うーん...秘密かな?」

って教えてくれないのか.....

でも少し憧れる。楓は、私の事を理解してくれ

てても、私じゃないから...普通の高校生だから。

改めて自分と皆は違うんだって思い知らされる...