(陸斗side)
ーーーーーーハァッ。ハァッ。
母さん!母さん!母さん!
「母さん!!」
「陸斗!」
少し向こうで父さんの呼ぶ声がした
「父さん!!」
詰め寄って早口で捲したてる
「おい!母さんはどうなんだよ!!ってかここってあれだろ?・・・さ、最終期がん医療センターだろ??なんでこんな所にわざわざ運ばれなきゃいけねーんだ?」
父さんはしばらく黙ったあとに聞こえないくらいの静かすぎる声でぽつりとつぶやいた
「母さん、もう長くないんだ・・・・・・。」
「・・・は?」
聞き間違いかと思い聞き返す
「陸斗。母さんはもう長くない。腫瘍が脳に見つかって、手術不可。後は死を待つだけらしい。」
・・・・・・何かの冗談だろ?そんな笑えない冗談なんて今いらねーんだよ
「瀬戸内さん。」
呼ばれて振り返ると担当の医師であろう人が立っていた
「詳しい説明をしますので、中へお願いします。」
未だに状況が分かりきってない状態でその人について中に入った。
・・・どうか、嘘であってほしい。夢であってほしい。そう願いながら・・・。
ーーーーーーハァッ。ハァッ。
母さん!母さん!母さん!
「母さん!!」
「陸斗!」
少し向こうで父さんの呼ぶ声がした
「父さん!!」
詰め寄って早口で捲したてる
「おい!母さんはどうなんだよ!!ってかここってあれだろ?・・・さ、最終期がん医療センターだろ??なんでこんな所にわざわざ運ばれなきゃいけねーんだ?」
父さんはしばらく黙ったあとに聞こえないくらいの静かすぎる声でぽつりとつぶやいた
「母さん、もう長くないんだ・・・・・・。」
「・・・は?」
聞き間違いかと思い聞き返す
「陸斗。母さんはもう長くない。腫瘍が脳に見つかって、手術不可。後は死を待つだけらしい。」
・・・・・・何かの冗談だろ?そんな笑えない冗談なんて今いらねーんだよ
「瀬戸内さん。」
呼ばれて振り返ると担当の医師であろう人が立っていた
「詳しい説明をしますので、中へお願いします。」
未だに状況が分かりきってない状態でその人について中に入った。
・・・どうか、嘘であってほしい。夢であってほしい。そう願いながら・・・。
