「それでは、南双葉高校の一大イベント、南祭の出し物を決めたいと思いまーす!」


でた...山崎先生は、「まーす」のところがとても特徴的な人。モノマネをする人が沢山いる。


「はいっ!」

誰かが手を挙げた。.....展示がいいな。めんどくさいし


「コスプレカフェがいいと思います!」

「おーいいなーそれ」

「はーい。賛成でーす!」

「よしっ。じゃあうちのクラスはコスプレカフェをやるのでいいか?」

『はーい』

.....うん。めんどくさいのになっちゃったよ

でもまあ、厨房で作るの専門になったらいいだけだし...


「はーい。接客か厨房かをクジで決めたんでいいかなー??」

うわ!嫌な予感がする...

気のせいであって欲しいと願いながらクジを引く。

開けてみると、


「最悪。」

午後の接客になってしまった

お客さん多い時間じゃん

チラリと楓の方を見ると、、午前中の厨房だった


いーなー。こっそり変わってもらおーか…

「おー!俺と一緒じゃん!」

またまためんどくさいことになった


「頑張ろーな!!」

よりにもよって、瀬戸内くんと一緒って.....

そんなキラキラした笑顔で言われたら、返事しない訳にはいかないし...

「うん。よろしくね」

はぁ...服、どーしよう...。楓と一緒に買いに行こうかな…


南祭、中止とかにならないかな…ってならないか

その日はいつもよりだるく感じた