2人のお葬式。沢山の人が2人の死を悲しんだ。

私も辛くて辛くてたまらなかったけど、泣かずにぐっと我慢した。


だって私が殺したのに、私が泣くのは違うと思ったから。


葬式が終わり、お皿を片付けていたら、ドンッと誰かに突き飛ばされた。


見上げてみると、立っていたのは、私のおばあちゃん。


「あんた...よくも...よくも私の大事な娘を殺してくれたねっっ!!!」


「えっっ」

突然だったら驚いたけど…そうだ...。私が全部悪いんだ...


「あんたがいなければ…あの子は幸せに生きてたのに…お前なんか、お前なんかっっ!!!」


私に掴みかかろうとするおばあちゃんを親戚の人が抑える


「あんたなんか...死ねばよかったんだっっ!!!」


その言葉は私には重すぎるくらいのしかかってきた



私の中で何かが変わっていった


なだめる親戚の人の声も、私には何も聞こえない。
目の前がぐるぐると回っているように見える
それと同時にズキズキと身体が痛む

でもそんなことは今どうでも良くて、ただ一言、口に出せたのは





「ごめんなさい...」






突然、近くなってゆくフローリング。
駆け寄って来る皆の姿。
ドンッという鈍い音を最後に





私の意識が途絶えた.......