「じゃあ俺行くから。」




「え?あっ、うん。相変わらず忙しいねー。」




「当たり前だ。俺を誰だと思ってんだよ。」




「はいはい。またそれ?はやくいってらっしゃーい!」




どこまで自信家なのさ。




なんかあきれる。




正はパソコンをもってドアまで行くと急に私のほうを向いてにやりと笑った。




「そういやこれキスシーンあるって。なんかほんとにするらしいぞ。」




そういって正は爆弾を落とした。




「えっ、ええええ~!!!!!」




「あっ、あと涼が呼んでたぞ。」




そういって正は私を放って出て行った。




う、うそでしょ!?




私と廉がキス!?




私はふとさっき廉が触れた唇を触って赤くなった。




む、むり~!!




大体初めてのリアルキスシーンが廉ってなに!?




最悪~、、、。




私はなんとか叫びたい気持ちを抑えて社長室に向かった。