私が思いっきり落ち込んでいるとガラガラとドアが開いた。





そして中に入ってきたのは、、、。





「廉、、、。」





「心寧!?」





廉だった。





「お、おはよう、、、?」





「起きたのか?」





「えっ?う、うん。」





なんか廉の顔を見るとホッとしちゃうね?




「あのな「廉。」





「俺、今しゃべってる途中なんだけど。」





「ぎゅーってして、、、。」





「心寧、、、?」





「ぎゅーして、、、?」





私はうつむいてシーツを握りしめる。





私、廉の前では弱くなっちゃうみたい。





コンコンコン。





廉の靴の音がして、目の前に来ると思いっきり抱きしめられた。





「っ、、、。」





廉のにおい、廉の腕、廉の安心するぬくもり、、、。





全部全部安心した。





「うぅ、、、。っ、、、。」





気づくと私の目から涙があふれた。





「お帰り心寧。」





「うぅ、、、。た、ただいま、、、。」





「よく頑張りました。」





「れ、んっ、、、!!!」





泣き続ける私の背中を優しく撫でてくれる。





「ったく心配したんだぞ。」





そういって廉はぎゅーっと抱きしめてくれる。





生きててよかった、、、。





心の底からそう思った。