「な、なんであなたがっ!!」





麗衣ちゃんは本気で動揺している。





私をいや、ココネを知ってるってことは少なくともあの世界にいるということ。





「麗衣大丈夫、、、?」





まだ術をかけられてる夢愛は心配そうに麗衣ちゃんに声をかけた。





そんな夢愛を私はできるだけ見ないようにする。





「ねぇ、麗衣ちゃん、なんで私を狙わなかったの?なにも廉まで狙おうとする必要なんてなかった。私を殺せばそれで済む話だった。」





廉は私の言葉に点になっている。





狙われてたんだよ、バカ。





私は廉に心の中で呟く。





「あなたにはわからないでしょ。」





「え?」





「私は廉様の将来のお嫁様になるのですよ!?」




「「はっ?」」





麗衣ちゃんの言葉に私と廉は思わず聞き返した。





「小さい頃そう約束しましたもん!!」





ち、小さい頃、、、?





てか廉、小さい頃から麗衣ちゃんと知り合いだったの?





私が廉を見ると廉は覚えてないという顔でこっちを見た。





「なんで覚えてないの!!」





「仕方ねぇだろ。覚えてないものは覚えてないんだから。」





小声で私たちは話す。





そこ結構重要だよ?