「うぅっ、、、。」




廉は私の背中を撫でてくれる。




「ゆあ、、、私のこと忘れてたっ、、、!ぐすっ!親友じゃないってっ!あんたなんて知らないって言われたっ。グスっ、、、!」




「ん。」




あの時の夢愛の顔が頭から離れない。




あの夢愛の優しそうな顔はどこにもなかった。




「麗衣ちゃんに夢愛をとられて悔しくてっ!つらくてっ!夢愛をこんな目に合わせたのはわたしなのにっ!私が気づけなかったから!!グスっ!」




「ん。」




あの麗衣ちゃんと夢愛の楽しそうな姿。




私のせいで夢愛はこうなったのにあそこにいるのはいつも自分なのにって思ってしまった。




「私になんてそんなこと言う権利なくて、、、っ!グスっ、、、。でも、、、夢愛が麗衣ちゃんの方に行っちゃうって思うとしんどくて、、、っ!!」




今の夢愛なら簡単に私の手を放す。




それがすっごく寂しくて。




「自分が許せなくてっ、、、!夢愛を守れないなら私なんて必要ないのにっ、、、!グスっ、、!うぅっ、、、。気づいたらどうしても廉に会いたくなって、廉と会ったところに行きたくて、、、。ごめんね、迷惑かけちゃって、、、。グス、、、!」




自分のせいでこうなったのに、私じゃなくてつらい目にあったのは夢愛なのに私がなく所じゃないのに、甘えちゃいけないのに、、、。