「お前機嫌いいな。さっきまで機嫌わるかったのに。」




「うるせぇ。いいこと思いついたんだよ。」




「いいこと?」




「心寧ちゃんいじめよう作戦。」




「お前の思考回路はどうなってんだよ。」




そう言ってばかだと言わんばかりに首をふる瞬。




いいんだよ。




「まあ心寧ちゃんがらみのことだろうと思ったけどそんなににやけるとは。心寧ちゃん天才だね。」




「俺、心寧と昼食べるから。お前も久しぶりに市川と食べたいだろ?早く誘えよ。」




はいはいと言って携帯をとりだす瞬。




「心寧はお前と市川の関係知らねえんだろ?」




「え?ああ。うん。まだ言ってないみたいだけど。」




「面白そうだな。」




「ドS。」




俺は次の計画を立てながら心寧にメールを送ったのだった。