「うん、、、。」




あれ?




あっ、、、私は玲の腕の中で寝たんだった。




私はむくっと起き上がった。




あれ?誰もいないや。




辺りを見回したとき、私は隣に気づいた。




「廉、、、。」




廉はというとベット隣にある椅子に座って寝ていた。




疲れちゃったのかな?




私のこと運んできてくれたんだし当たり前か。




「ありがとね、廉。」




私は そっと廉の頭に触れた。




私、廉に助けてもらってばっかだね。




「ん、、、。」




あっ、起きた。




わたしが起きてすぐに廉が起きた。




「おはよう。」




「ん、おはよう。」




私がにっこり廉に笑いかけると廉は普通にあいさつした後、私に気づいて驚いた顔をした。




「っておはようじゃねえよ!!このバカ心寧!」




「バカじゃないもん。」



私、勉強できるもん。




「起こせよ。」




廉はそう言って目を細めた。




起こさなかったことが相当気に食わなかったみたい。




「だって気持ちよく寝てるから。起こしちゃ悪いなって思って、、、、。」




「んなもん理由になんねぇよ!」




「ご、ごめん、、、。」




でも、あんなに気持ちよく寝てたらねぇ?




「あっ、廉、ここまで廉が運んでくれたんだよね?ありがとね?あと、迷惑かけてごめんなさい。」



私は軽く頭をさげた。




廉が運んでくれたんなら少なくとも私のせいで時間をロスしたはず。




廉の邪魔だけはしたくない。




怒られるかな?




俺の時間返せって。




だって人が目の前で倒れたら誰だって嫌でもほっとけないもんね。