「あれ?廉は?」




「違う現場からだから先行った。」




「そっか。」




廉は忙しいのか、、、。




ありゃそうだよね。




あっちは人気俳優ですからね。



←あなたも人気アイドルですけどね笑
by作者




「心寧最近どうだ。」




「えっ?順調だよ?」




車に乗ると紫が聞いてきたので笑って答えた。




「違う。事件だよ。」




「あれ?知ってんだ??」




「まあな。涼から聞いたし。」




「そっか。」




「廉には言ったのか?」




ありゃ、そこまで話がいってるのか。




「廉には言ってない。事件のこと言ったらなんか心配しそうだし。だから絶対言わないでね。」




「言わねぇけど。でも絶対無理すんなよ。なにかあったら必ず誰かに言え。わかったな?」




「うん。」




紫に念を押されて私はうなずいた。




紫は心配性だなー、、、。




そんなことを思っていた私は結構のんきだったかもしれない。




今思えば紫は私の異変に気づいてたんだ。




ずっと離れてたのにさすが紫だね。




このことに気づくのは数時間後。