「廉、心寧を送ってやれ。」




心寧を見ていた俺は廉に顔を向けてそういうと心寧の顔が不安そうになった。




きっと不安なんだろうな。




ずっと怪物だといわれ避けられてきたんだから。




でも大丈夫。




廉はそんなことでお前を捨てたりしねぇよ。




大丈夫だと頭を撫でてやれば心寧はまた嬉しそうな顔をした。




「心寧行くか。」




「うん。またね、涼、正、龍雅。」




おれはちょっと寂しそうな顔をする心寧を送り出した。




また今度俺の家に泊めてやるか、、、。




そう決めて。