「許さない、西瀬心寧。絶対許さないんだから。あんたの大切なもの全部奪ってやる。」




廉との帰り道、暗闇の中でそうにやりと笑った人に私は気づかなかった。




なんで気づかなかったんだろ?




幸せボケなのかな?




やっぱり私が誰かを好きになることなんてダメだったんだ。




だって誰も守れてないんだから。




ごめんね、、、。みんな、、、。