「るな...??」


___心配そうにする優の声が聞こえて、私はハッとした。

「、あ、ごめ、」

「なんで琉南が謝るんよ。」

...近くでキャーキャー騒いでた人だかりは、もう既に消えていた。

優の大きな手が、私の頭を撫でる。

「...ありがと...」

少し照れ恥ずかしくなって、ボソッと呟いてしまったけれど、

「ふふ、俺の役目やからな!」

...まだ、覚えててくれたんだ。
あの約束、ずっと守ってくれてるんだ。

...ほんと、ずるいんだから優は。



「.....ごめん琉南、待たせて。」

「渉ー!お前遅いねん!もう食べ終わっちゃったやんかあ!」

「しょうがないでしょ並んだんだよ僕だって!!」

「もー二人ともケンカしないでよ〜!」

...優の隣に1番居たのは私。
これからも隣にいていい?

...すき。って、いつか、言えたら。