「渉〜いくよ!!」
「えぇ...面倒臭い」
「アンタが言うな!!」
___放課後。誰もいなくなった教室から渉を引っ張り出すように制服を掴んだ。
後ろで眠いやら帰りたいだらぼやく渉をほんの少しだけ睨むとすぐに首を引っ込めて大人しくなった。
そんなやり取りをしていると、集まりが行われる教室に着いた。
ガラリ、と扉を開けると、ほぼほぼクラスの代表は
集まっていた。
「遅くなってすみません」
担当の先生に謝りをいれ、席に着くと、隣に座った渉が、
「...あ、ビンゴ。」
と、呟いた。
何が?と聞き返すと、目で訴えられた。
その方向を見てみると、こちらに向かって小さく手を振っている幼馴染みの姿があった。
「もう実行委員にした事恨まないでよね?」
ボソッと渉にそう言われたけれど、それとこれとは話が違うと言ってデコピンを1発食らわしといた。
それから優に手を振り返すと、嬉しそうに笑ったので、会議の話が全くと言っていいほど集中出来なかった。
「えぇ...面倒臭い」
「アンタが言うな!!」
___放課後。誰もいなくなった教室から渉を引っ張り出すように制服を掴んだ。
後ろで眠いやら帰りたいだらぼやく渉をほんの少しだけ睨むとすぐに首を引っ込めて大人しくなった。
そんなやり取りをしていると、集まりが行われる教室に着いた。
ガラリ、と扉を開けると、ほぼほぼクラスの代表は
集まっていた。
「遅くなってすみません」
担当の先生に謝りをいれ、席に着くと、隣に座った渉が、
「...あ、ビンゴ。」
と、呟いた。
何が?と聞き返すと、目で訴えられた。
その方向を見てみると、こちらに向かって小さく手を振っている幼馴染みの姿があった。
「もう実行委員にした事恨まないでよね?」
ボソッと渉にそう言われたけれど、それとこれとは話が違うと言ってデコピンを1発食らわしといた。
それから優に手を振り返すと、嬉しそうに笑ったので、会議の話が全くと言っていいほど集中出来なかった。
