【前書き】

小学6年生の国語の音読の時間

「じゃあ次優くん」この言葉が来ないこと

をこれだけ望んでいたのに 神様は意地悪だ

第一声を発しようとするが言葉が出ない

僕を虐めるように空気が止まったように

ときだけが進んでいく

そこで先生のため息が聞こえ

『じゃあ次の次郎くん』

ため息に恐怖感じる中 この声を聞いた途端

たけど少しほっとしと部分もあった

授業が終わるといつものごとくクラスメイ

トが駆け寄ってくる

『どうしたんだよ』

『なんで喋らなかったの?』

『またかよ』

運良く6時間目だったため そのクラスメイ

トは 帰りの会のため去っていった

逃げるようにして教室を出て 石ころを蹴り

ながら帰る途中 こんなことを思った

(神様はなんで自分をこんな目にあわせたの

だろう 神様が大っ嫌いだ)