「子供達のお土産は、男女分けて段ボールに詰めてね。」

「劇の間の曲のチェック、出来た?」

「唯ちゃん、咲。
年少からリハーサルするよ!」

「航、詩ちゃんがオシッコだって。」

全くと言っていい程、海晴先生のままのみぃ。

あの日のことが………夢だったのかと思ってしまう。

お遊戯会を来週に控えた今日。

リハーサルも無事に終わって、ホッとする間もなく

僕は四人の先輩と咲、悠人先生に呼び出されて

いつものお家にお邪魔する。

ただ、いつもと違うのは……………

唯ちゃんを入れた四人の先輩。

ここに、みぃの姿がないということ。