「悠人先生が、唯ちゃんを選んだんだから仕方がないでしょう。」

「だから言ったよね?
辛くなる前に相談に来いって。」

「唯ちゃんだって苦しんでるんだからね!」

攻める3人の先輩と傍観してる彩先生。

そりゃ、言えないよね?

先生もホントは、悠人先生が好きなんだから。

「どうして唯先生ばかり大切にされるの?!
…………………ズルい………………。
彩先生だって……悠人先生のこと…………好きですよね?」

知っていると思った彩先生の気持ちは………

海晴先生以外知らなかったみたいで

夏苗先生と梓先生は、固まった。

海晴先生は……

小さな声で「あちゃ。」って言って、頭を抱えてる。

そんな中、彩先生はしっかり私を見据えて

「だから?」って。

あっさり肯定する彩先生の言葉の後に

ガタッと戸の動く音が…………。

……………………………唯先生?

立ち去る横顔が、あまりにも青ざめていて………

傷つけたいと思った自分を悔やんだ。

とんでもないことをしちゃった??