サングリアはフルーツが少し入ったワイン。
あまりお酒が飲めなくてもものすごく飲みやすいのだ




そしてマスターが作るサングリアは特別美味しい。





「はい、出来たよー」



「ありがとうございます」



「いえいえ」


「あの...マス...ーカラン、カラン




マスターにさっきの事を話そうと声を出した時、丁度入口からお客さんが来た。




「いらしゃいませー」
マスターの声と共に扉の方に顔を向ける。


「...え」
驚いて私はコップを落としてしまう。




「...せんせ?」
入って来たのは高校の時に片思いしていた塾の先生だった。