ーーカラン、カラン


「いらっしゃーい...ってなんだ雪菜ちゃんか」



会社を出てから約30分電車に揺られて歩くこと2.3分目的地のBARに着く。



木で出来たドアを開けると爽やかなマスターが出迎えてくれた。



「なんだって...失礼すぎませんかマスター」




「いやー、ごめんごめん。てかこんな時間まで仕事だったんだ...お疲れ様。」




ぽんぽんと頭を撫でてくれるマスター
何だかやっぱり照れくさい。


「...ありがとう、ございます」



「ん...今日は何飲む?」



「サングリアで」



「了解」
そう言うとマスターは、手際良くサングリアを作っていく