いつの間にかそこが私の唯一の癒しになっていた。




毎日のように会社に行って帰るだけの生活。
疲れ果ていてもう本当に辞めたいって、次の日に辞表出そうって思った時に見つけたお店。




何故か勝手に足が店のへ向かっていた。
入って見るとレトロな感じの雰囲気で、ものすごく癒されたのだ。




「はー、帰ろ」
やっと仕事を終えて私は帰り支度を始めた。




今日も疲れたな...心の中でそう思う。
時計を見ると8時回っていた。5時が定時なはずなのにな...



でもまだ、私はマシな方だ。
私より1年早く入った先輩は毎日のように9時まで残業しているらしい。



「先輩...手伝いましょうか」


「大丈夫だよー!私の仕事だし八雲っちは帰りな!いつものとこよるんでしょ」



「でも...」




「いいから...ねっ?」