練習は一旦中断され、モップかけが行われた、幸太は一度体育館を出ていく
香澄は急いで下に降り、体育館から出た幸太はタオルを首にかけ水道で顔を洗っていた
「幸、大丈夫?」
「香澄か、大丈夫滑っただけ」
「汗で滑ったの?」
「うん」
幸太はシャツを脱いだ
「着替えは?」
「今日はもう使っちまった」
幸太はTシャツを水で洗いぎゅーっと絞った
「香澄、今日の飯はハンバーガー持ち帰りで一度着替えを取りに帰りたい」
「うん、わかった、じゃあ私買って来とくよ、いつものセットでいい?」
「いつもの、あと30分したら買いにいって門で待ってて」
「わかった」
幸太は絞ったTシャツをパンパンとはたきシャツを着た
「じゃあ、また後で」
幸太は体育館に入っていく
今二階に上がるとファンの目があるよね、時間潰そう
香澄は近くの本屋に行った
「香澄ちゃん」
顔を上げると諒太が立っていた
ん?この間は佐伯さんと呼んでたはずなのに……
まあ、自分で敬語使わなくていいよと言った手前まあ、いいか
諒太は名札をつけていた
「バイト?」
「うん、基本ここがそうなんだ、でも幸太に頼まれてモデルこの間やったら楽しくてしばらく両方かな(笑)」
「両方は大変じゃない?」
「モデルの方のスケジュールがでたらそれなりにこっち入れるんで」
「そう、無理しないでね」
「これ、買わないの?」
香澄の出てる雑誌を持っていた
「買わないよ、恥ずかしいからしまってよ」
「僕、雑誌見てて香澄ちゃんのこと知ってたよ、まあ幸太が出てるからっていうのもあるけどさ」
「もう、いいよ、仕事戻ったら?」
「お客様の問い合わせに答えてる感じだからバレないよ」
「じゃあ、私いくね」
香澄は本屋を出た
もう、ここは来れないや、ハンバーガーショップでコーヒー飲んで時間潰そう
香澄はコーヒーを飲んで一息ついた
まだ会って二回目であんなには私はしゃべれないや
奏多くんタイプかな、幸とはまた違う強引さがある
香澄はハンバーガーを買って大学に戻った
「香澄ちゃん~」
奏多くんの声だ
「あのね、奏多くん、あまり名前を呼ばないで、お願い」
「ん?なんで?」
「ちょっと気付かれるというか……恥ずかしくて……」
「幸太のファン?」
「まあ」
「わかったー、手を振るのはいい?」
「うん、ごめんね」
「別に俺は香澄のこと隠すつもりはねえけど……モデルだって堂々としてもいいと思うけどな」
「二階にいるとね、こそこそ聞こえるんだよ」
「そっか、香澄がそう言うなら奏多は手だけ振れよな」
「わかった、じゃあバイバーイ、また明日な~」
奏多は帰っていった
幸太は香澄の肩に手を回す
「足、痛いの?」
「痛い、香澄に慰めてもらわないと無理かも……夜の練習乗り切れない」
「えっ、それは休んだほうがいいんじゃないの?」
「大丈夫、香澄で元気になるから(笑)」
幸太の家に着く
「ちょっと洗濯まわしてくる、部屋で待ってて」
「うん」
やっぱり家のことしてるんだね、なんであんな忙しいのに部屋もこんなに綺麗なの?
うちなんて全部お母さんに頼りっぱなしなのに、幸を尊敬するわー
幸太が部屋に入ってくる
「はぁ、お待たせ」
「ため息なんて幸、疲れてるでしょ」
「疲れてるよ、だから香澄で充電」
幸太が飛び付いてきた
香澄の胸に飛び込んできた幸太の頭を香澄はなでなでする
「無理して怪我しないでよね、今日焦ったんだから」
「んー香澄の匂い、好き」
「答えになってないよ(笑)食べよ、時間なくなるよ」
「うん」
二人はハンバーガーを食べた
「香澄の一口頂戴」
幸太は口をあける
香澄は食べかけのハンバーガーを差し出す
「今日ね、大学の近くの本屋に行ったら諒太くんがバイトしてた」
「あー、俺、本屋でバイトしてる諒太に会って直接頼んだから」
「そうなんだ」
幸太はポテトを口に食わえて香澄に差し出す
香澄は反対からくわえていき、チュッとキスする
「なあ、シテもいい?」
「でも、これから……練習でしょ、あっ」
香澄からの返事も聞き終わるかどうかのうちに服を脱がされた
「んっ、幸、時間……」
「香澄を抱かないと頑張れない限界にきてる」
「そんな風に見えないけど、疲れてるからじゃないの?」
「ねえ、香澄、どこを諒太に触られたの、言って」
「あっ、あの……腰に手を回された」
「水着だよね、服の上からじゃなく、ここを触ったんだ」
香澄のウェストを触る
「でも、嫌だったよ、ごめんね抱きつく構成で密着しちゃって胸も当たって、痛っ」
幸太は香澄の胸を掴んだ
「香澄、後悔してるよ、諒太に触られるとは思ってなかった」
香澄は幸太の顔を見た



