流されて付き合ってみたら意外と俺様でした



幸太はホットミルクとコーンフレークを出してくれた

「コーンフレークなんて子供の時以来だ、いただきまーす」

「樹里亜も中途半端な時間によく起きるからな、シリアルとか今色々あるけど昔からあるこれが好きみたい」

香澄はコーンフレークを食べながら

「今日はお墓参りいってからどうするの?予定決めてる?」

「そうだなーまあメシ食ってクリスマスプレゼントでも買いにいくか?」

「幸は何が欲しい?」

「香澄を一杯抱きたい(笑)と、それはまあ後においといて携帯ケース変えたいんだよな、香澄は?」

「スケジュール表、少し大きなやつ三人の予定書けるくらいの」

「決まりな」

「ごちそうさま」

「行くか」

二人は先に幸太のお母さんのお墓参りを済まし、買い物をしに近くのショッピングモールに出掛けた

「人多いな」

「クリスマスだしね」

「はぐれるなよ」

幸太は香澄に自分の腕につかまれよとばかりに肘をつき出す

「あっ、はい」

香澄も腕を組んでいく

「先にどっちいく?」

「本屋で手帳みるだろ?、ゆっくりみたいから俺のケースが先」

幸太は香澄をリードして歩いていく
どこにどんな店があるか幸太は把握しているようで迷うことなく進んでいく
服好きって言ってたからよく来るんだろうな
身長の高い幸太は人ごみでも目立つ、すれ違う人も振り向くくらいかっこよかった

「雑誌に出てる人だよね」

時々そんな声も聞こえてくる片耳にはいつもイヤホン
そういう声を聞かないようにいつもつけてるんだろうか
香澄は幸太の横で歩きながら幸太を眺めた
視線に気づいたのか

「何?」

と声をかけてくれた
私は首を横に振って幸太の腕をもっとぎゅっと組み直した

幸太は笑って手を離し私の身体を抱いて歩いてくれた

本屋に入ると来年度の手帳がたくさん置いてあった
香澄は決めると幸太はそれを手にしてファッション雑誌のコーナーにいく

「幸はさ、都会へでてモデルになろうとは思わなかったの?」

「バスケしてなかったら考えたかも……」

メンズのファッション雑誌を手に取る

「政美さんが売り出そうとしてくれるっていったんだけどまあ家の事情がそうもいかなくなってさ、バスケするのは楽しいし、高校も私立の強豪行って全国大会いけば大学で都会へ出てたかも、でもそれなら香澄に会えてないよな(笑)、それも運命だよ、樹里亜も大学はあきらめたし、男は大学いけるならいっとけって父さんが言ってたし、母さんが亡くなってからは勉強頑張ったよ」

「まだ幸のこと全然知らないね」

「大丈夫、香澄の感じるところはわかってきたから……俺のキスが好きなことも、もっと徐々にお互い良いところを見つけてー」

「ち、ちょっと話がずれてきてない?」

「(笑)行こう、焦らなくていいし……」

二人は少し遅い昼食を済まし、ケーキを買って幸太の家に帰ってきたのはもう夕方だった

「香澄は俺と同じ量食ったな、運動してカロリー消化しないとな、風呂一緒に入る?」

「いや、湯冷めするから帰ってから入るよ」

「泊まってもいいけど(笑)」

「それは相手がもう幸ってわかってるから許してくれないよ、8時には帰りたい」

「四時間か~、全然たりないな(笑)」

「もう、充分でしょ」

「じゃあ早速部屋行こうぜ」

部屋に入るとすぐ幸太はキスをしてきた

「2日ぶりだし」

幸太は香澄の唇に親指を当ててゆっくりとなぞっていく

「でも、これからはもっと会えなくなるよ、学校一緒に帰れなくなったら、当然でしょ」

幸太は香澄をベッドに連れていき服を脱がせる、香澄に自分からは脱いで欲しくないみたいで自分の思い通りのスタンスがあるようだ、そして後ろからの顎引き寄せキスから始まる、身長差のある私達はいつも幸が上から舌を入れてくる

「んっ」

四時間たっぷり幸太に抱かれた香澄はぐったりしていた

「お前、そんなんで帰れんの?」

「誰のせいよ」

「勿論俺、香澄は体力つけろよな(笑)」

「まあ、確かに何もしてないけど幸には合わせられないよ」

「そんなの俺が許すわけないだろ、受験終わったら体力作りな」

「そのSっ気を直せばいいんじゃないかなー」

「ああ?まだ口は達者じゃねえか」

服を着ている途中にまた幸太に口を塞がれた

「あっ」

しまった幸のスイッチ入れちゃった、幸の手は香澄の服をはがしていき予定より一時間帰るのが遅くなった

香澄は家でお風呂に浸かっていた

「あー、眠い」

「姉ちゃんまだ?俺が入るの遅くなんじゃん」

晃太が声をかける

「わかった、出る」

晃太の声がかからなかったら浴槽でウトウトするところだった
バスタオルを巻いて出ていく

「遅いし、服着ないと風邪ひくぞ」

晃太は寒かったのか足早にお風呂場へかけこんだ
香澄は自分の部屋に入ると着替えベッドに大の字になった
明日の樹里亜さんのスケジュールは……
今日買ってもらったスケジュール帳に書き込んでいく