―ドサッ 肩にかけていた鞄が床にずれ落ちた。 何故なら、そこには有りもしない光景があったから 「だれ…」 誰もいるはずのないこの場所に 誰も知るはずもないこの場所に 誰も来るはずもないこの場所に いないはずの誰かがそこには、いた――