放課後のきみ


しかし、引き受けた以上断ることなんか出来ない。


「…やってやろーじゃねーか」


美優は、燃えた。





美優は優斗に借りた寝巻を脱ぎ、リビングに綺麗にハンガーにかけてあった制服に着替えた。



「…あれ?」


それと同時に優斗が洗面所から帰ってきた。


「あ!先輩、制服かけてくださってありがとうございました」


「あぁうん…帰るの?」


「いいえ、買い出しに」


「え?!そこまでしなくても、あるもんでいいよ」


「いいんです!待っててくださいね!…じゃ行ってきます」


美優はかばんの中から財布を取り出し、部屋を早々と出て行った。


「あ、ちょっと!」


優斗は急いでその後を追ったが、もう美優は玄関の外だった。



「…そこまでしなくても」



誰もいない部屋の中で優斗は呟いた。




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