その温かさに美優は安心した。 そしたら次々と口が言葉を発した。 「まじ怖かったんですからね」 「ごめん」 「本当、心臓止まるかと思った」 「ごめん」 「もうしなしでください」 「うん。ごめんね」 「…もう、謝んないでくだ……」 美優は最後まで言葉を言えなかった。 「え…」 優斗に抱きしめられていたから。 .