「………」 おかしい…… 何なのよ このシチュエーションはっ! 何かを話す余裕もない…というより、話す内容がない美優はただ、心でいろんな思いと格闘していた。 …思ったんだけど、この人おかしいよね? 私をおちょくってんのか? 私がテンパってること分かってんの? ……………確信犯か? 何も話してこない先輩を不思議に思い、横目で先輩を見た。 「………」 寝てるしっ!! 「ぁあー……」 美優は一気に気からが抜け、姿勢良く座っていた背筋をだらしなく崩した。 .