「これ、渡しに来たんだけどな…」 そう言う、優斗の手には、かわいらしい小さなマスコットがあった。 それは、美優がなくしたキーホルダーのトップだった。 それを、優斗が拾ったということである。 置いて帰ろうかな… そう思い優斗は立ち上がった。 .