「………」 そこには、だーれもいなかった。 「な、んだあ〜…」 へなっと力が抜け、足が崩れその場に座り込んだ。 さっきまでの葛藤はなんだったのさ… あぁーバカだよ私は…… あんなに考え込んだ自分が恥ずかしくなった。 いる訳無いよ。 昨日はたまたま来ただけだったんだよ。 もう、来ないよ…… ふっ、と寂しさが込み上げた。 .