ロワッドを助けたのは酒場の亭主ディンクだった



「おい、小僧、生きてるか?」




そう言いながらロワッドの頭を数回叩いた



「熱があるな…」



ロワッドの腕を肩に回しそのまま担ぐとディンクはロワッドの軽さに驚いた



「軽い…こいつはあぶねぇなほぉっておいたら命がねぇ」