また、キレてしまえば、彼らに暴力を振るうかもしれない。 たとえ最近力をつけてきた白蘭でも、わたしには勝てない。


「花夜、少し学校休もうか。
学校に行かずに、気持ちの整理をつけるんだ。」


『うん、ありがと。』


やっぱりおにいが大好きだ。
いつも私の気持ちをわかってくれる。


あのときも、私を助けてくれた。
お父さんもお母さんも、ブラコンだって笑うけど、
だっておにいはカッコいいんだもん。
仕方ない。 カッコイイおにいが悪いんだ。


「もう少し寝てな。」


また私は眠りについた。